急増するECサイト利用!一方でフィッシングサイトに注意を

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こんにちは!
コロナウイルスの影響で急激に成長をしているEC業界ですが、
その一方で悪徳なフィッシングECサイトが急増しているのをご存知ですか?

今日は増えるフィッシングサイトについてお伝えいたします。

昨年よりも5倍以上増加

ソフトバンクグループのBBソフトサービスが発表した
詐欺ウォールで収集したEC事業者をかたるフィッシング詐欺サイト数が
昨年2019年の4月に比較して2020年4月は5倍以上に増加したと発表しました。
出典:https://japan.zdnet.com/release/30456143/

また2020年4月と5月を比較すると、
4月には4,314件だったものが5月には5,529件と128%増加しています。

緊急事態宣言により家で過ごす時間が長くなった結果、
ネットショッピングの需要が高まったことにより急激に件数が増加したものと考えられます。

特に多い商材が自動車関連用品

フィッシングECサイトで取り扱われる商材として最も多いものが、
タイヤなどの自動車関連用品で全体の約12%を占めています。
次に多いものがDIY関連用品や自転車でそれぞれ4.5%を占めています。

緊急事態宣言により家で出来る事としてDIY需要が高まりました。
また公共交通機関を使用した移動を避けるために自転車を購入するケールも多くなりました。
そこに付け込んでこれらの商材を取り扱うフィッシングECサイトが
増加したものと考えられます。

一部ではエアコンやクーラーを取り扱うサイトも確認されており、
暑さが本格化するにつれて増加する可能性も示唆されています。

ECサイトで購入前にここを確認!

購入する前にECサイトでチェックするべき箇所があります。
初めて利用する店舗では特に注意して確認しましょう。

会社概要

会社概要には運営者氏名や電話番号、住所、お問合せ窓口などが記載されています。
海外の業者だとここへの情報記載が不十分なケースが多いです。
また詐欺サイトではなくても記載がないような店舗から購入をするのは
リスクが高いです。

住所を検索して会社の存在をチェック

日本の住所や会社名が表記されている場合でも
住所検索で実在する住所かどうか、本当にある会社なのかを確認しましょう。

決済方法や口座名義をチェック

決済方法を確認するのもフィッシングサイトかどうかを判断するのに有効です。
銀行振込しか決済方法がない、口座名義が見慣れない名義などの場合は
フィッシングサイトの危険性が高くなります。

偽サイトと思われないために

自社サイトのみを運営していたり、レビューを書いてもらえるサイトではない場合、
こういったフィッシングサイトが横行するとお客様に信頼してもらうのも一苦労…
安心して利用してもらう為にも先に上げたチェック項目箇所については
しっかりと記載しましょう。

特に会社概要は信頼できる会社かどうかを判断する上で重要な判断材料となります。
「どんな店なのか」「誰が運営しているのか」
「どんな商品を取り扱っているのか」「何を思ってショップをやっているのか」など、
画面の向こう側にいるお客様に信頼される情報を記載しましょう。

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