置き配サービスの利用率に変化!コロナ禍において注目度アップ

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こんにちは!
本日はここ数年で注目されている「置き配」
利用率についての情報をお伝えしたいと思います!

利用率2020年は47%に到達

株式会社ナスタは、ネットショッピングを利⽤している1000⼈を対象に
「置き配」に関する実態調査を⾏いました。
置き配とはあらかじめ指定した場所に非対面で荷物などをお届けするサービスです。
ライフスタイルに合わせて荷物などを便利に受け取れるという事で
人との接触が懸念される今、置き配の注目度が上がっています。

-調査概要-
調査対象者:ネットショッピングを利⽤している⼈
調査時期:2021年2⽉13⽇〜2⽉14⽇
調査⽅法:インターネットリサーチ
調査⼈数:1000⼈(男性496⼈、⼥性504⼈)
対象年齢:20代206⼈/30代207⼈/40代200⼈/50代187⼈/60代以上200⼈

今回の調査の結果「置き配」の利用率は47.2%という結果になりました。
前回の2019年の調査では26.8%だったので
この1年で急激に利用率が上昇したことが分かります。

またサービスの利用開始の時期は4~6月が最多の19.8%となっており、
緊急事態宣言が発出されたタイミングと重なります。
次いで7~9月頃から利用を開始したと回答した人が17.4%となっています。
これは全国の1日の新規感染者が初めて1000人を突破した時期と重なっています。
やはり新型コロナウイルスの影響で非対面非接触で荷物を受け取ることができる
置き配に対する注目度が向上したと考えられます。

サービスに不安を感じることも

置き配に対する注目度が上がったと言えどまだまだ不安だと感じる声が多くあります。

置き配サービスに対して「不安だと思う」「どちらかと言えば、不安だと思う」と回答した割合は
66.9%と決して少なくはない数字になっています。
しかし前回の調査では73.8%が不安だと回答していたので、
そのころと比較を行うと不安感が薄れてきているようにも見受けられます。

「不安だと思う」と回答した人のうち、45.3%の人が不安の解消には
【宅配ボックスで受け取る】ことが最も有効と回答。
ついで「荷物の盗難や破損などに保証が付いている」ことが挙げられたことからも
やはり持ち逃げされにくい宅配ボックスに対する信頼感は厚いようです。
置き配に対する不安が解消されれば、63.7%の人がサービスを利用したいと感じていることも
今回の調査から見えてきました。

サービスを利用しない理由として1番に上げられたのは
46.4%が回答した「荷物が盗まれないか心配だから」となりました。
やはり前回答から見受けられるように、荷物の盗難に対する不安感と
それに対する補償やセキュリティ面を気にしているという事になります。

「新しい生活様式」への対応

少し変わった質問として
コロナ禍において変化した「新しい生活様式」に対応したサービスとして
良かったとあげられる点は以下の通りです。

新しい生活様式全体においても非対面で宅配便を受け取れるようになったことが
良かったと思うサービスとして1位になりました。
次に印鑑や書類の電子化が挙げられています。
在宅での勤務が推奨される中で出社での対応を求められる印鑑や書類を電子化する動きが活性化されたことが
マイナスな印象の多いコロナ禍においてプラスと言える要因となりました。
次に家でお店の味を楽しめるという事で飲食店のデリバリー化が挙げられています。


2019年の調査に比べてコロナ禍における非対面・非接触の需要に沿った
「置き配」サービスは新しい生活様式に対応したサービスとして注目を見せていることが
改めて確認できました。
一方で需要はあるものの不安感を拭いきれないことによるサービス普及の滞りもあります。

防犯に特化した安心安全なサービスとしてさらに進歩すれば、
今後置き配がスタンダードになっていくかもしれませんね。
ともすれば、置き配されることを考慮した梱包など店舗側に求められるサービスも変容してくるかもしれません。

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