いよいよ明日から!「総額表示」で何が変わる?
いよいよ明日から!「総額表示」で何が変わる?
こんにちは!
本日は、話題になっている「総額表示」について、
ご紹介いたします。
そもそもなぜ今?
実は、平成25年10月に施行された
「消費税転嫁対策特別措置法」というもので、
2000円+税といった表示が
免除されておりました。
が、その法の期限は
2021年3月31日までとなっており、
2021年4月1日からは「総額表示」が義務付けられます。
どのような表示にすればいいのか?
基本的には、税込み表記となります。
税別の表示をする場合は、
税金額を正確に表示しなければなりません。
表示例:
10,780円
10,780円(税込)
10,780円(うち税980円)
10,780円(税抜価格9,800円)
10,780円(税抜価格9,800円、税980円)
9,800円(税込10,780円)
ですので、
楽天やYahoo!ショッピングでは「税込み表示」が
進んでいますが、
商品自体の販売価格を「税抜」に設定されている場合は、
「税込」への金額へ変更が必要となります。
他の事例は?
ユニクロとGU
ユニクロを運営する、
株式会社ファーストリテイリングでは、
3月12日から税抜金額を税込金額にするという
実質的な値下げが行われました。
https://www.fastretailing.com/jp/group/news/2103040800.html
シャネル
シャネル合同会社では
3月1日に商品の一部を値上げしています。
一部では以上の値上げもありますが、
こちらも4月1日に合わせた内容となります。
https://prd-v3-i.chanel.com/content/dam/fnb/core/utils/price_change_2021.pdf
神戸フランツ
お菓子のネットショップで有名な神戸フランツでは、
2月1日にすでに価格改定を終えています。
https://www.frantz.jp/item/info.php
瀬戸際に迫った場合はどうする?
すでに対策を終えている企業も多々ですが、
「まだ終わってない!」
という場合、焦って金額を変えるより、
価格改定の案内と改定日のスケジュールを練ることの方が
丁寧なおもてなしに繋がるかもしれません。
(すべての商品を税込み表示に刷る場合、
税額分損になってしまうので要注意です。)
一度、店舗の売上や利率を考え、
どのように変更するかを
価格を据え置く、値上げするしないに関わらず、
検討してみてはいかがでしょうか?