オムニチャネルとは違う、ユニファイドコマースとは?

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こんにちは!
本日は「ユニファイドコマース」についてお伝えいたします。
オムニチャネル」とは違うと言われる「ユニファイドコマース」ですが
一体どんな内容なのか解説いたします。

オムニチャネルとは?

そもそもオムニチャネルが何なのかを改めて解説いたします!

オムニチャネルとは
顧客が購買できるあらゆるチャネル(販路、顧客接点)から購買ができるよう、流通経路をつなげること。
テレビ、ラジオ、ダイレクトメール、カタログ、といった従来の販路に加えて、
近年ではコンピューターや携帯電話、スマートフォンなどを介したインターネット通販(電子商取引)が急成長しており、
そのすべての販路と流通経路がシームレスで繋がることを強調した小売り戦略である。
いくつかの販路を組み合わせて提供する取り組みはマルチチャネルと呼ばれるが、
オムニチャネルはあり得る全ての販路を統合することに焦点が置かれている。
バックエンドを統合してシームレスな顧客の体験を実現することが、マルチチャネルとの違いとする指摘もある。
また販売すなわち顧客の購買に至る前の、企業側からの喚起・勧誘や誘導といったプロモーションや、
顧客による探索や問い合わせの過程も相互に接続することで、
顧客にとっての利便性向上を通した差別化を目指すものである。
※wikipedia引用

つまりオムニチャネルとは、
お客様が好きな時に好きなチャンネル(オンラインやテレビ・実店舗など)から購入や受け取りを出来るようにして、
オンライン・オフラインに関係なくすべてのチャンネルを
シームレスに繋げることで売上アップを考える
マーケティング手法の1つです。

例えば、店頭で気になる洋服があった時に
「色違いがほしいけれどサイズが無い」となったとします。
そんな時に手元のスマホでQRコードを読み込んでもらうことで
ECサイトに誘導する事ができます。
こうすることで店舗にいながらネットショップで買い物をしてもらえ、
店舗の在庫数を増やすことなく売上は出すことができます。
また逆にネットで見て興味をもってECサイトに誘導し、
注文した商品を受け取る場所に店舗を選べるようにすることで
「ついで買い」を誘発することもできます。

このようにオンライン・実店舗といった境界をなくし繋げることで、
より買い物がしやすい様にすることをオムニチャネルと言います。
これによってお客様が「いつでも・どこでも商品を購入できる」状態を
作り出して顧客満足度を向上させることができると考えられています。

「ユニファイドコマース」とは?

oではここまでオムニチャネルについてみてきましたので、
「ユニファイドコマース」とは一体何なのでしょうか?

まず英語で書くと「Unified Commerce」となり、「統一された商取引」という意味になります。
では実際何を指しているのかというと、
ユニファイドコマースとは、顧客情報や在庫情報、閲覧履歴・行動履歴・購入履歴
といった情報をデータ化し、ECや販促のマーケティングに活用する手法の事です。
データを活用することでお客様一人一人に対して、
情報を提供したり、おすすめ商品を提案したり、情報を元に接客をすることができるようになります。

amazonや楽天で買い物を行っているときに他にオススメの似たような商品を紹介される箇所がありますよね。
あれがECに限らずよりオムニチャネルのような様々なチャンネルの接点を活用することで、
顧客一人一人に対してオンラインとオフラインの境界をなくして提供するという事です。

オムニチャネルとの違いとは?

ユニファイドコマースでは様々な情報をデータ化し、ECや販促のマーケティングに活用します。
一報でオムニチャネルでは店舗やCさいとの顧客データと在庫情報を統合して、
好きなタイミング、好きなチャンネルで情報を得たり購入ができる状態の事を指します。

つまりユニファイドコマースはオムニチャネルの仕組みがしっかりと構築されたうえで、
チャンネルの垣根を越えて情報を活用してマーケティングしていくことを指しています。

オムニチャネルではお客様の利便性を上げることで売上をより挙げていくことが主軸ですが、
ユニファイドコマースではユーザーの体験向上を目的としてサービスの提供を行う事ができます。


いかがでしたか?
オムニチャネルとユニファイドコマースの違いがちょっとはお分かりいただけたでしょうか?
ユーザーにフィットしたシームレスな販売戦略、
これからますます求められそうですね。

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