「注文操作の分かりやすさ」が大切?コロナ禍でのEC利用時のポイントに変化が
こんにちは!
本日は(公財)流通経済研究所が主宰するネットショッパー研究会が調査した
「EC利用時に重視すること」の傾向を発表しました。
ネットショッパー研究会
ネット・ショッパー研究会は、ショッパーの行動や意識・インサイトから、
食品・日用品メーカー/卸売業のECチャネル戦略を考える研究会です。
2018年の発足以降、ショッパーの直近の行動を捉える消費者調査報告や、
ECの展開に積極的に取り組む実務家の講演を通して、
伸長を続けるEC業態にメーカーはいかに対応していくべきかについて提言を行っています。
安さよりも利便性
今年最も回答数が多かったのが「配送料がかからない」で
昨年に比べて1ptほど増加しています。
自宅に荷物が運ばれてくる利便性の一方で、
商品以外に料金がかかってしまう事をネックに思っている利用者が
一定数いることが伺えます。
配送料がECサイトを選択する最大の理由となっていることが伺えます。
また「配送料が安い」を重視する割合は昨年から1pt以上減少している為、
「安い」という事ではなく「無料」であることが特に注目される
傾向になっていると考えられます。
他にもコロナ禍ならではの数値と言える点があり、
「実店舗で売っていない商品が買える」が昨年比0.5ptほど減少、
「近隣店舗よりも安く買える」が昨年比で1ptほど減少、
「実店舗と同じ商品を安く買える」が昨年比で1.5ptほど減少、と
実店舗と比較した時の利便性に注目した項目については減少傾向にあります。
今現在、実店舗に行って買い物を行う事が難しくなっている為、
重視するポイントからは外れているみたいです。
今回特に注目すべきポイントが「注文操作が分かりやすい」
全体の20%と他の項目に比べると回答者の割合は低いですが、
昨年との比較で言うと3pt近く増加傾向にあり注目度の高さが伺えます。
ECの利用回数が今までよりも多くなったことにより、
頻繁な注文手続きが面倒ではない事がこれまでよりも
より評価される傾向にあると考えられます。
特に日用品など定期的に購入するモノであれば、
毎回注文手続きの段階が多いと嫌になってしまいますから
重視されているという点も納得できます。
これからの時代、商品の細かい情報や価格の訴求は勿論ですが、
サイトの使いやすさという点にも力を入れていく必要がありそうです。
楽天やyahoo!といったモールではモールの買い物手順がありますが、
自社サイトでは各々が整備する必要があります。
より快適な買い物が出来るように今一度サイトを見直してみてはいかがでしょうか?