コロナ禍で男性ユーザーや若年層にも「お取り寄せ」ニーズ拡大

ECニュース記事, お知らせ

こんにちは!
今日は日本最大級のお取り寄せの情報サイト「お取り寄せネット」が発表した
ユーザー動向データの調査結果をお伝えいたします。

コロナ禍でライフスタイルの変化を余儀なくされる中で、
お取り寄せの利用者層やそのニーズにも大きな変化がありました。
まずおとりよせネットの年間利用者数は2020年4月~2021年3月の期間を
前年同期と比較すると2.45倍、リピート利用者数も2.68バイト食品通販市場が
大いに盛り上がっている事が見えてきました。

中でも物産展やイベントの中止による「訳アリ」商品の販売や、
新規でラーメンや餃子といった外食店がオンライン販売を始めたことで
「ラーメン」「訳アリ」のカテゴリが年間で特に伸びています。

男性ユーザーの利用が増加。年齢層にも変化が

女性ユーザーが前年比で2.14倍に増加したのに対して、
男性ユーザーは前年比3.14バイト急激に増加しています。
新型コロナウイルスの影響で実店舗での飲酒や飲食が難しくなったこともあり、
これまで外食をしていた方もお家でお店の味を楽しむように変わっていったのかと考えられます。

また年齢別でみてみると、
これまでは30~40代の女性がメインユーザーとされてきましたが、
前年と比較するとどの年代でもまんべんなく2倍以上伸長しています。
特に18~24歳の若年層は前年と比較して3.92倍、65歳以上は前年比3.4倍と
これまであまりお取り寄せに馴染みが無かった層にも広がりを見せている事が分かります。

食品通販時事業者数も大幅に増加

実店舗での飲食が中々できない状況になりお取り寄せを利用するユーザーが増えたのに伴い、
これまでECには手を出していなかった飲食店やメーカーが食品ECサイトを立ち上げるようになりました。
新規登録店舗数は前年と比較して3.31倍とこちらも劇的に増加しています。

特に伸長したお取り寄せカテゴリーランキングでは
1位:訳アリ・お試しセット
2位:ラーメン
3位:肉・ハム・ソーセージ
4位:魚介類・シーフード
5位:北海道
となっています。
1位の「訳アリ・お試しセット」は新しく増加した層の購入が多かったのではないかと
推測されます。イベント毎が中止になったことでネット通販で販売することに切り替え、
その一歩としてまずは試しに食べてもらう、知ってもらうために通常よりも安く購入できることも
注目された理由ではないでしょうか?
2位の「ラーメン」は外出自粛により外で食べられなくなったことで
お見せの味を自宅で楽しめるようにお取り寄せ対応を始めたラーメン店は増加したことも
注目度が上がったことの理由と考えられそうです。
3位、4位はお取り寄せの定番と言えますが、5位の「北海道」は旅行で遠方に行けなくなったことで
現地の味を取り寄せて楽しみたいというユーザーの気持ちの表れかと思います。


これまでは「お取り寄せ」というと30~40代の女性中心に利用が広がっていましたが、
このコロナ禍の中でその形態も変化し男女問わず様々な年代が利用するようになりました。
その一方でECショップを始めた店舗も多くあるため競争がこれまで以上に激化しています。
今まで以上にどんなお客さんに利用してもらいたいのかを考えた戦略が必要となりますね。

関連記事一覧