広告NGワードとは?Yahoo!が広告サービス品質のレポートを公表

ECニュース記事, お知らせ

こんにちは!
本日はYahoo!が公開した「広告サービス品質に関する透明性レポート」をご紹介します。
Yahoo!では、広告サービスの品質向上のための取り組みを実施しており、
広告主・広告会社・広告配信パートナー・Yahoo!を利用するユーザーに
安心してYahoo!のサービスおよび広告を利用できるように
取り組み内容を伝えることを目的として定期的に発表されています。

2020年度の非承認数は減少傾向に

2020年度は約1億7千万件の広告を非承認※掲載基準に抵触する広告として掲載をお断り となりました。
2019年度が約2億3千万件だったことと比較すると非承認数が減少している事が分かります。
減少した要因として、違反表現を繰り返したり、
大量の非承認広告の入稿を行う広告主が減少したことが挙げられます。

広告非承認理由は?

では何が原因で非承認となってしまったのかの内訳を見ていきましょう。
2020年下半期の広告のタイトル・説明文、画像、動画における非承認理由の内訳になります。

まず広告タイトル・説明文、画像において【最上級】【No.1】の表示による
非承認の割合が高いことが分かります。
最上級表示については1年以内の調査データのみが掲載を認められているので
2021年に年が変わり記載しているデータが一年以上前のデータとなってしまったことで
掲載基準を満たしていない広告が多くあったとのことです。

また広告タイトル・説明文での【医療機関】の広告の非承認数が目立ちました。
医療機関系の広告には医療法・医療広告ガイドラインを遵守する必要があるため特に
注意が必要です。
画像、動画においては【ユーザーに不快感を与えるような表現】も最上級表示の次に多くなっています。

2019年度と比較すると2020年度は【最上級表示】【No,1表示】
【薬用化粧品(医療部外品)】【化粧品】の掲載基準に抵触する広告数が増加している事が分かります。

景品表示法や薬機法、日本化粧品工業連合会などの
業界自主基準に基づいて掲載基準が定められています。
最上級表示や医学部外品での非承認が2019年度に比べて増加した理由として
2020年度は新型コロナウイルスの影響が原因ではないかと考えられます。

非承認件数が減少した一方でアカウント停止数は増加

2019年度と2020年度を比較すると非承認件数は減少した傾向になりました。
Yahoo!の広告審査では、広告単位の対応だけではなく、
違反表現を繰り返したり、大量の非承認広告を入稿したりする広告アカウント自体の停止措置も行っています。
2020年度上半期と2020年度下半期の広告アカウント停止数を比較すると
上半期が2436件だったのに対して下半期は2779件と増加しています。
合計5215件のアカウントが停止されたこともあり、
前半で記載した2020年度における非承認件数が減少しています。


いかがでしたか?
今回はYahoo!全体の紹介でしたが、モールでの広告入稿に関しても
各モールにおけるガイドラインが制定されているので
広告を入稿する際はルールに違反していないかきちんと確認を行った上で行うようにしましょう。

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