4割が「SNS経由からECサイトで購入経験あり」
こんにちは!
今日はコロナ禍で急激に利用者が増えたECに関する調査の中でも
(株)TAMが22日発表したユーザーの行動や認識の変化に関する調査についてお伝えいたします。
調査概要
調査期間:2021年3月15日~2021年3月25日
調査方法:オンラインアンケート
調査対象:18~54歳の男性、女性
回答者数:900人(男性:450人、女性:450人)
回答者属性:24歳以下(Z世代)男性:150人、女性:150人
25~39歳(ミレニアル世代)男性:150人、女性:150人
40歳以上(X世代)男性:150人、女性:150人
直近一年のECでの購入率は?
まずECショップで購入経験があるのは
Z世代(24歳以下)で75%、ミレニアル世代(25~39歳)で77%、
X世代(40歳以上)で85%と一定の収入を獲得している世代になるほど
ECショップでの購入経験がある事が分かりました。
1年単位で見ても大多数が購入を行っていますが、1週間以内で見てみると
Z世代26%、ミレニアル世代29%、X世代34%と
平均して3割弱の方がECショップを利用している事が分かり、生活の一部となっている事が分かります。
ECサイト利用が一般化されてきている中、決済方法として最も選ばれるクレジットカード。
クレジットカードを利用して決済を行う事に対してどう思っているのか、
アンケートの結果を見てみると「不安があるものの仕方がない」と思っている割合が高いことが分かりました。
「一般化しているためそこまで不安を感じない」といった「不安はない」と回答した割合は1割にとどまり、
「不安があるが、仕方なく入力する」が47%、「不安があり、他の支払い方法を選択する」が25%
「不安があり、購入を諦める」が18%と大半の方は何かしら不安を感じている事が分かりました。
またカードを利用することに不安があるのではなく、
「カード情報を入力する事」に不安を感じている模様。
実生活においてクレジットカードを使用することに関しては「抵抗はない」と回答した割合が7割に及ぶことからも、
カード情報の秘匿性を注視していることが分かります。
Z世代の4割がSNSから遷移したページで購入経験あり
コロナ禍でおうち時間が増えたことにより、
ECショップの利用が伸びただけではなく、SNSの利用にも影響が出ています。
特に若者よりも年代の高い世代ほど顕著な模様。
「ECショップで商品を購入する際、
SNSから直接ECショップの商品ページへ移動して購入したことがありますか?」という項目に対して
過去一年以内にSNSから遷移したページで商品を購入している割合は
Z世代で39%と約4割が購入したことが分かりました。
ミレニアル世代で29%、x世代16%と世代が上がるにつれて減少してはいますが、
SNSで発信される情報も少なからず購入のきっかけになっている事が分かります。
またECショップの利用だと女性が多い印象ですが、
SNS経由で購入した割合は女性よりも男性の方がやや高いことが分かりました。
世代によるECショップ利用の格差が減ってきていることは肌感であったものの、
SSNS経由で商品を購入する割合も一定数いる点はちょっと意外でした。
自社の商品をマメにSNSで発信していくことの優先度は思いのほか高いかもしれませんね。