20年度のBtoC-EC市場規模の経年推移がマイナスに!旅行・チケット・飲食がマイナスの決め手
20年度のBtoC-EC市場規模の経年推移がマイナスに!旅行・チケット・飲食がマイナスの決め手
こんにちは!
本日は、
経済産業省が発表した
「2020年度電子商取引に関する市場調査」を紹介いたします!
BtoC-EC市場規模の経年推移(単位:億円)
2019年度は、19.4兆円規模となっていましたが、
2020年度は19.3兆円と前年比0.43%減となりました。
ほぼ横ばいではありますが、
青色の「物販系」は伸びていることが確認できますね。
減少した箇所は緑色になっている「サービス分野」になります。
このサービス分野の詳細についてみていきましょう。
「物販系分野」では好調だったように
21.71%の伸長率となりました。
「デジタル系分野」でも、
14.9%の伸びを見せています。
ただ、「サービス系分野」では-36.05%と
物販・デジタルを大きく下回るマイナス幅を見せています。
サービス系分野の詳細
サービス系分野では、マイナスを表す▲が目に付きますね。
旅行サービスでは、-60.24%
飲食サービスでは、-18.03%
チケット販売では、-65.58%
明らかにコロナでの緊急事態宣言、外出自粛、イベント中止、外食産業の緊急営業停止などの
影響が見るからに出ています…。
逆に、
金融サービスやフードデリバリーでは上昇をしていますが、
総合をしても-36.05%の数字が揺らぎません…。
物販系の詳細
物販系では、群を抜いて
書籍、映像・音楽ソフトが42.97%を記録しています。
コロナ禍初期では「どうぶつの森」のヒットや
おうち時間が増えたことで、読書・音楽への意識が
高まっている傾向が見えますね。
デジタル系の詳細
デジタルとはなんぞや?とお思いの方も多いと思いますが、
内訳は、電子書籍や音楽配信、オンラインゲーム等となります。
物販と同じく、電子出版の伸び率は好調で、
36.18%の伸び率となっております。
ゲームなどはそこまでの伸び率なので、
コロナ禍で「自らで知識や知恵を身に着け、賢く生きる」といった
考え方が根付始めていますね。
国内電子商取引市場規模(CtoC)
最後にCtoC(お客さん間お客さんの商取引)を紹介します。
今ではメルカリやラクマなどのフリマアプリのことですね。
こちらの好調で、
12.5%の伸び率となっています。
物販と同様、今まで手を出していなかった方などの新規進出や
購買意欲などが反映されています。
いかがだったでしょうか?
好調に見えるECですが、
分野で見ると旅行やイベントがどれだけの打撃を受けているのかが、
一目瞭然ですね。
今までのやり方では生き残っていけない、
とうすうす感じていたことが、確信に変わった方も多いかと思います。
一度、物販のECもチェックしてみてはいかがでしょうか?
引用元:https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html