流行から1年半、シニア層の消費行動に変化はあるのか?

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こんにちは!
本日は高齢者の生活状況の変化や終息後の消費意向といった、
シニア層の消費行動の特性の把握を目的とした調査結果についてお伝えします。

新型コロナウイルスの流行から約1年半、世界中の人々の暮らしが変容しましたが、
中でも日本の高齢者層の生活状況はどのような変化があったのか、
またアフターコロナにおける活動や消費意向、起業に対して期待することなどを
アンケート形式で株式会社ペンシルによる調査が行われました。

調査概要
調査目的:日本のシニアの消費行動特性の把握
調査対象:ペンシルのシニアモニター登録者 381名(全国の54歳〜103歳の男性197名(52%)、女性184名(48%))
回答数 :188名(全国の56歳〜85歳の男性93名(49%)、女性93名(49%)、選択なし2名(2%))
調査期間:2021年9月8日~9月12日
調査方法:インターネットによるアンケート調査

支払い方法に変化あり

「最近の消費金額の変化」についての調査では、
2020年4月に比べ2021年9月は消費金額に変化わないと回答した割合が53%、
減ったと回答した割合が30%%、逆に増えたと回答した割合が17%となりました。


また「購入商品の支払い方法」については
クレジットカードが37%、電子マネーが27%、スマホ決済が11%と
電子決済が全体の75%を占める結果となりました。
現金支払いが25%とまだまだ現金の文化も根強く残ってはいますが、
以前よりも電子決済が浸透しているように感じます。

情報収集の方法に変化は?

情報収集の手段として2020年4月では
テレビニュース29%、ネットニュース24%、新聞19%という結果でした。
2021年9月は
テレビニュース28%(-1%)、ネットニュース25%(+1%)、新聞20%(+1%)という結果になり、
前年と比較して大きな変化はない様に見受けられます。

一方で、情報収集の頻度に関しては
2020年4月に比べ2021年9月には「以前よりも増えた」と回答した割合が減少しました。
これは2020年は新型コロナウイルスに対する不安からニュースを見る頻度が急増したが、
1年半経過して情報収集も安定化して習慣化してきているからではないかと考えられます。
また、インターネット通販の利用に関して「よく利用する」と回答した割合は前回よりも減少しているが、
「全く利用しない」と回答した割合も10%減少しているため、
インターネット通販の利用も商品購入うの選択肢として浸透しつつあることが分かります。

温泉施設や劇場などへの施設に注目

「旅行に対する現在の心情」では、
「コロナ禍終息宣言後に行きたい」「もう少し様子をみてからにしたい」という回答が多く、
「コロナ禍終息後に行きたい施設」として
「温泉施設」が圧倒的に高く、次いで「劇場・コンサートホール」「美術館・博物館」などの
文化施設となっています。

これからの行動再開に向けて、こういった施設で活躍できるアイテムをシニア層向けに絞って
販売戦略を練ってみるのもいいかもしれませんね。

出典:株式会社ペンシル 新型コロナウイルスの影響によるシニア消費動向調査

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