アドビ予測!2021年のホリデー売上が約100兆円

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アドビ予測!2021年のホリデー売上が約100兆円

こんにちは!
本日は、フォトショップなどで有名なAdobe社が調査した
ホリデー期間(11月1日~12月31日)のオンラインショッピング予測を発表しました。

そもそもホリデーとは?

日本だとあまりなじみが少ないかもしれませんね。
アメリカ・カナダでは一般的に長期休暇を取る期間として、
12月~1月というのが一般的です。
しかし、「セール期間」を対象とすると、
サイバーウィーク(11月25日の感謝祭から11月29日のサイバーマンデーまでの5日間)が
ピークとして見られており、大まかに前述のように
11月~12月末までを大まかにホリデー期間としています。

ホリデー期間として増加予測。「ショッピングデー」としては…

グラフで見ると右肩あがりの順調なグラフに見えますね。
しかし、米国ではネットショップの普及に伴い大型の「ショッピングデー」の存在が薄くなりつつあります。
日本も同じようなところがありますね。

ピークに当たる、
サイバーウィーク(11月25日の感謝祭から11月29日のサイバーマンデーまでの5日間)には、
ホリデーシーズン全体の17%にあたる
360億ドル(約3.96兆円)のオンライン消費が見込まれています。

莫大な金額ですが、その伸び率は鈍くなっています。
5日間を通して前年同期比5%増と、ホリデーシーズン全体の10%増を下回ると見られます。

最大の売上を見込みサイバーマンデー(11月29日)は、前年比4%増。
ブラックフライデー(11月26日)も同じく、前年比5%増。
感謝祭(11月25日)は6%増。
と全体の増加を超えられず、確定の「ショッピングデー」で買い物する!という傾向は弱まっている印象です。

サプライチェーンの問題も深刻に…

 

グラフでは在庫切れになる割合を示しています。
段々と100%を超えているケースが普通になっていますね…。
さて、サプライチェーンとは「製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れ」のことを指します。
この在庫切れになる割合もアドビ社が調査したジャンルでは、
18カテゴリーの中では、アパレルが最も在庫切れ率が高く、
次いでスポーツ用品、ベビー用品、エレクトロニクス製品が高い割合になっています。

実はそんなに割引価格が多くなっていない…

このグラフでは値段の比率を表しています。
実は今年からグラフが濃いピンク色になっている理由として、
カテゴリー全体で過去の平均的な割引率が10〜30%であったのに対し、
今シーズンでは5〜25%程度になるとみられます。
こちらの原因としてが前述のサプライチェーンや在庫の弱体化が見られます。

各カテゴリー別の割引率

今年の予測ですが、
割引率はやはり去年と比較して、
そこまで安くなっていないのが特徴です。

一番割引率が少なくなるのはスポーツ用品が20%→14%の6%減となります。
減少率が少ないのは家具で9%→7%ですが、
全体的に割引率が減少しているのが見て取れます。

どのタイミングに買う?

中々面白い予測だなと思うんですが、
感謝祭(11月25日)はおもちゃ
ブラックフライデーの11月26日は家具・ベッド+DIY用品
11月27日は家電・オーディオ機器
11月28日はスポーツ用品・アパレル
サイバーマンデーから
11月29日はテレビ
12月1日はパソコン
と購入のタイミングが予測されています。


「ホリデー期間」自体は
日本ではなじみがないかもしれませんが、
amazonなどもサイバーマンデー・ブラックフライデーなど
馴染みも出てきたかと思います。

そんな大型セールの期間や傾向も変わりつつあります。
最近では半導体不足が良く聞きますね。

明るい未来に向けて、
どういった消費のムーブメントが生きていくのか、
その動向が気になりますね。

引用元:https://blog.adobe.com/en/publish/2021/10/20/adobe-forecasts-record-billion-holiday-season-online-us-billion-globally.html#gs.e20szv
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000041087.html

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