【楽天新春カンファレンス2022】成長戦略やグリーン化を語る!
【楽天新春カンファレンス2022】成長戦略やグリーン化を語る!
こんにちは!
本日は先日行われた
「楽天新春カンファレンス2022」の様子をお伝えします。
1997年にサービスを開始し、1兆円…5兆円と成長速度はどんどん加速している
グローバルではEC化率が2020年の段階で17.8%に達しており、
中国ではすでに40%に達したとも言われている。
一方、日本は2020年のEC化率が8.1%と伸びているが、
世界との差は開いている。
三木谷社長は日本のEC化はこれから本格化すると見ている。
「日本のEC化率は超拡大前夜」と指摘する。
現状の日本のEC化率8.1%もいずれ20%に到達するのであろう。
マーケットサイズは2.5倍になる。
楽天が目指している国内EC流通総額10兆円は、
目標の2030年を待たずしてもっと早く実現できるのではないかと考えている
ポイント、スマホ、物流の強化でNPS向上
楽天モバイルを含めた戦略などを交え、
楽天市場でのポイント制度の話へ移っていきます。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)の利用者数は、
年平均28%増で増え続けています。
ショッピングのエンタメ性を高める施策として、
ポイントプログラムの存在が大きいという。
楽天は昨年、5300億円分のポイントを発行した。
今年はおそらく6000億円近くのポイントを発行するだろう。
巨大な経済圏になっている
ポイントはポイントでも
店舗の身銭が切られているものでもあります。
このポイント市場もますます苛烈になっていきそうですね。
また日本郵便と連携し、
「楽天市場」の店舗をまたいだ購入商品をまとめて配送できる
「おまとめアプリ」の提供を開始。
配送面のサービス拡充はNPS(顧客推奨度)スコアの改善に寄与していると説明されています。
AIが店舗の運営効率、最適化を支援
価格と在庫の最適化エンジン『PIOP(ピオップ)』はすでに約200店舗に使っていただいている。
売上予算に対して、どのくらい在庫を入れたらいいのか、
どのくらいの価格にしたらいいのか、ということをAIが自動的に算出してくれる。スポーツジャンルの事例では、
導入後に売り上げが約2倍に増えた。
車用品ジャンルの事例では、利益が約3.5倍に増えている。
生活用品ジャンルの事例では、在庫消化率が約2倍に高まった
プロモーションにおいても「運用型ポイント変倍」というサービスを提供しているそう。
AIが商品ごとに最適化したポイント倍率を算出し、
削減したポイントコストを自動的に再投資するというサービス。
従来のポイント変倍と比較し、ポイント投資の費用対効果が約20%改善した実績がある。
PIOPとは:
ハングリード株式会社が提供するAIでの価格&在庫最適化エンジンのこと
https://www.hunglead.com/item-robot-manual/13/01_01.html
物流テクノロジーでは、
ドローンやUGV(自動配送ロボット)の活用を実験的に行っているそうです。
コロナ禍で引き続き人材不足が見込まれる中、
三木谷社長は
規制も多かったが、国も前向きにやっていこうということなので、コスト的にも実現可能性が高まっている
と見ています。
楽天のロゴもグリーンに…!?
最後のセクションのテーマは、「グリーン!!グリーン!!グリーン!!」。
楽天は社会的プラットフォームとしての存在感を高めており、
率先してサステナビリティ施策に注力するという。
楽天は『RE100』に加盟し、
使用するエネルギーを2023年までに再生可能エネルギー由来の電力(再エネ)100%にするという目標を掲げている。
楽天単体では目標を前倒し、2021年に達成している。
今後、連結子会社も含めて早急に達成したい
サステナブルへの関心の高さを背景に
サステナブル商品を取り扱う「EARTH MALL with Rakuten」のアクセス数は
前年同期比約4.5倍と伸びている。
流通総額も同約4倍と拡大している。
現在は約12万7000点のサステナブル商品をそろえているが、今後さらに増えていきそうですね。
将来的には『楽天市場』のすべての商品がサステナブル商品にならざるを得ないと思っている。
ならざるを得ないのであれば、率先してやった方がいい。
後塵を拝すよりも、前向きに取り組むことで、ファンを増やし、
商売を大きくしていくことがポイントだと思っている
ならざる得ないというのが
そこまで前向きでないのかな?という姿勢も見えますね…
最後にロゴについて
赤い楽天からグリーンな楽天へというイメージ。
グリーンビジネスwithレッドハートという思いを込めてこのようなロゴを作らさせていただいた
25周年のロゴも交え、
上記のように説明されています。
コロナ・大手プラットフォーム規制・物流の人材不足・モバイル事業の拡大…
課題が山盛りの楽天市場ですが、
今後も新しい視点での「商売」を
切り開いていくのかと思います。
引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/_event/conf2022/
https://netkeizai.com/articles/detail/5500