高齢者層の9割はネット通販の利用経験あり!うち約20%がトラブルを感じたことも。
こんにちは!
本日は東京都が調査し公表した「高齢者の消費者被害に関する調査」の結果をお伝えします。
調査概要
調査対象:都内に在住する60歳以上の男女2,400人
調査方法:インターネット
調査期間:9月15日~17日
調査項目:消費者被害の状況・東京都の消費者被害防止に関する取り組みについて
日常的に使用しているSNSはLINEがトップ
情報端末機器の所得状況を見ると「パソコン」が87.8%、
「スマートフォン」が82,1%と、スマホの所有がパソコンに迫る状況になっています。
平成25年度の調査と比較した際も、
「パソコン」は平成25年度は96.5%、今回は86.7%なので減少しているのに対し、
「スマートフォン」は平成25年度が20.4%、今回は85.3%と
64.9ポイントもの大幅な増加がありました。
またインターネットの利用年数で見てみると、
「10年以上」が最も多く89.3%という結果になりました。
性別で見ると「10年以上」は男性が95.4%、女性が83.3%と
男性の方が12.1ポイント高い結果に。
年齢性別で見ると「男性60~64歳」が98.3%と最も高い結果になりました。
一方「女性70歳以上」が79.6%と最も低くなりましたが、
70歳以上の女性でも約8割弱がインターネットを10年以上活用してきているという事になります。
日常的に活用しているSNSは、
家族や友人との連絡がとりやすい「LINE」が62.5%と最も高い結果に。
次いで「Facebook」が23.8%、「Twitter」が20.7%となりました。
60歳を過ぎてからのネット通販利用経験は全体の9割
便利なインターネット通販、60歳以上でもその利用率は非常に高く、
今回の調査では90.4%が「利用したことがある」と回答しました。
家族構成別でみても、構成によって大きく利用経験が変わることはなく、
まんべんなく利用されている事が分かります。
利用方法としては「食品・飲料」の購入が最も高く74.4%、
次いで日用品(食器・雑貨・パソコンなど)が68.3%となりました。
そんな中、インターネット通販を利用していて被害を経験した・問題を感じたという声も。
「被害にあった(不本意な契約をした・不当なお金を払った)ことがある」が3.6%、
「被害には至らなかったが、問題を感じたことがある」が17.7%となりました。
2割の方は何らかの被害や危険を感じている事が分かります。
この調査をインターネット利用年齢別でみてみると、
「2年以上5年未満」が比率として最も高い結果に。
少し使い方に慣れてきた頃が一番危ないのかもしれません。
いかがでしたか?
ここで紹介した内容はごく一部。
今回の調査結果をまとめた高齢者の消費者被害に関する調査に
調査の全容が掲載されているので、チェックをしてみてください。