サステナビリティに対する認知度と取り組み

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こんにちは!
本日は「サステナビリティ」に関する調査についてお伝えします。

株式会社デファクトスタンダードが運営する
国内最大級のリコマースサービス「ブランディア」と
楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」は、
二次流通において「サーキュラーエコノミー」を推進するサービスとして、
両サービスのユーザーを対象にファッションのサステナビリティに関する意識を明確にする目的で
共同調査を行いました。
今回が2回目の調査になります。

調査概要
期間: 2022年1月14日~1月19日
調査対象: 楽天「ラクマ」ユーザー、「ブランディア」ユーザー
調査方法: オンラインによるアンケート
調査サンプル数: 1,038件(内訳:楽天「ラクマ」538件、「ブランディア」500件)

「サステナビリティ」を8割以上のユーザーが認知

まず「サステナビリティ」の認知度についての調査を行いました。
認知しているかという問いに対して「意味を知っている」が60.4%
「聞いたことはあるが、意味は知らない」が24.7%
「知らない」が14.9%となりました。
「知っている・聞いたことがある」を合わせると85.1%が認知している事が分かります。

これは前回調査に当たる2021年5月の調査から認知度15.2ポイント増加しており、
「サステナビリティ」に対する関心の高さが徐々に高まっていると考えられます。

そんな中、ファッションアイテムを購入する際に意識している事の調査を行ったところ、
「デザインが良いか」を意識している割合が最多となり71.4%
「価格が適正か」が次いで65.9%「信頼できるブランドか」44.2%という結果になりました。
「環境に配慮した材料か」というサステナブルな視点は4番目となっており、
ファッションアイテムにおいて環境に関する内容はまだまだ優先度が低いようです。

ファッション業界におけるサステナビリティに関する課題への認知では、
「大量破棄の問題」が71.6%「生産過程における環境汚染の問題」が45.0%
「労働環境の問題」が41.1%という結果に。

3人に2人はファッション業界における大呂破棄を問題として認識していることになります。

H長く使えるアイテムで環境への配慮を行いたい

ファッションに対するサステナビリティへの認識がある中、
「ファッションにおいて自分の生活に取り入れたいサステナビリティ」という質問に対し、
「長く使えるアイテムの購入」が最多となり46.4%
「購入や不要になった時の処分でリユースの活用」37.9%「特にない」8.9%となりました。

「特にない」と回答した92名を対象に行われたその理由に対する回答として、
「節約等を意識して無駄な消費をしていないため」39.1%と最多になりました。
節約で余計なものを購入しないということもファッションに対するサステナビリティにあたるのかもしれません。

一方で「取り組むべき背景が分からない」が二番目となり29.3%となりました。
情報をより多岐に渡って発信していくことも必要なのかもしれません。

 


ファッションアイテムの選択肢としてサステナビリティの優先度はまだ低いですが、
一方で関心が高まってきていることもまた事実。
環境への配慮をアピールしていくことは、
今後のアピールポイントとして重要になってくるでしょう。
適切な情報を伝えていくことも店舗の信頼感に繋がっていくのかもしれません。

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