「商品マスタ」とは? ECサイト運営での注意点

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「商品マスタ」とは? ECサイト運営での注意点

こんにちは!
本日は「商品マスタ」についての記事を紹介いたします。

そもそも「商品マスタ」とは?

商品マスタとは、
商品コードや型番、JANコードなどの商品情報をまとめた物だ。
自社で扱っている商品について、一つひとつを分類し管理するために用いられている。

実は楽々通販2でも「商品マスタ」という概念を利用しています。
よくある例ですが、
楽天に出店しているときには商品管理番号の枝番が-aになっているが、
Yahoo!ショッピングでは-bという内容にしている…といった場合は、
在庫管理をするときに齟齬が生まれますよね?

在庫の煩雑化、商品情報の複雑化を防ぐために、
おおもとの根本の商品情報をちゃんと決めしましょうという
データのことを「商品マスタ」と位置付けています。

なぜ重要なのか?

例えば、1つの商品を販売する際に、
ショッピングモールやチャンネル毎に
別々の商品マスタを登録した場合で考えてみる。
1つの商品に対して、複数の商品マスタが付与されていると、
物流委託をした際、商品に関する知識のない物流現場においては、
商品の特定が困難となる。
これにより、出荷や梱包作業に支障が発生し、
コストアップや物流スピードの低下といったリスクが生じる
そのため、このようなケースでは出品するモールや
チャンネルが異なる場合でも、商品マスタを統一することが望ましい。

ちらっと前項で記載していましたが、
それが物流を委託していた場合でも勘違いや
人的ミスを招きかねません。

商品情報をモールごとやカートごとに管理するのでなく、
一本化した情報にまとめ、
作業の効率化・コストカット・スピードアップを図ります。

ただ、どうしても「商品マスタ」作成のために、
膨大なデータをまとめよう!という時間をさけないという
ショップ様が多い印象です。。。

やる気が出ない時はとにかく「ルール決め」

膨大な作業量を前にするとどうしても立ち尽くしてしまいますよね?
一旦、大きな目で見ることをやめて、作業を区切ってみましょう。
まずは、「ルール決め」をしてみましょう。

・採番ルールの統一
・複数の商品での同一コードの不使用
・拡張性を視野に入れたシステム
・上限を考慮した桁数の確保

多数のモールやカートの仕様を調べるところでめげてしまう場合もありますが、
とにかくは一旦上記の内容でルールが決まりました!

今のデータは仕方ないとして、
今後出品していくものをそろえていくことはできますよね?
段々と慣れてきたら、
既に出品している商品の更新作業にも
ルールを適用していってみましょう!

商品管理番号(ID)もルールを決めてみる

これはファイル名の付け方のお話にもつながりますが、
例えばファイル名がimage01.jpgだと何の画像なのか開かないと分からないですよね…?
でも、「mothers_main_01.jpg」だと「母の日のメイン画像かな?」というのがなんとなく連想できるかと思います。

こちらと同じ規則で、

例えば「仕入れ先(アルファベット2つ)+納期(〇W)+配送業者(アルファベット)+入荷日(番号)+商品カテゴリ(番号)+通し番号(5桁)」と設定をする。

という場合であれば、
「ra5wsa03160101」といった内容になります。
例ではかなり複雑になりますが、
自社の命名規則を全員が把握しておくことで、
個人の領分で命名して何がなんだかわからない…といったことを防げます。

定期的な見直しを行う

こちらは苦手な方も多いのではないでしょうか…?
ちなみに私もあまり得意ではありません。
ただ、新しいカート・モール・販売チャネルなど
「新しいこと」は日々増え続けています。
そこに追いつき、取り残されないためにも、
代わり映えしない商品で合っても常に「更新しつづける」ことが
大切だと思います。


いかがだったでしょうか?
楽々通販2でも「商品マスタ」の概念を採用しています。
複数モール管理をご検討の方は、
システムを入れてもそもそもが変わらなければ進めない時もあります。

一度、足元を見つめなおすつもりで、
商品マスタを概念を検討されてみてはいかがでしょうか?

引用元:https://ecnomikata.com/ecnews/34100/

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