Z・ミレニアル世代で「51%が環境負荷軽減の製品を選ぶ」と回答
Z・ミレニアル世代で「51%が環境負荷軽減の製品を選ぶ」と回答
こんにちは!
本日は、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
が調査した、世界的なSDGs課題のひとつである環境問題を考える
「アースデー」に先立ち、環境を配慮した購買に関する意識調査の結果をご紹介します。
調査概要:
期間:2022年3月8日~13日
対象国とサンプル数:米国(1,998)、日本、オーストラリア、インド、英国(各1,000)メキシコとカナダ(各999)の18歳以上合計7,996人
調査方法:オンライン調査(定量)
注:この調査では、Z世代/ミレニアル世代の人口統計グループは、1981年から2004年の間に生まれた回答者として定義されています。
「目的を持った買い物」は日本が最下位…
「どのくらいの頻度で目的意識を持った買い物を行っていますか?」の問いに対し、
国別に比較すると、
1位インド(87%)、
2位メキシコ(54%)、
3位オーストラリア(46%)、
となっており、
日本は26%と、調査に参加した国の中で最下位となっています。
同じ設問を年代別に見ると、Z世代/ミレニアル世代の40歳以下の層が最も高く、
全体平均(46%)より多い52%となっています。
さすがは計算が強い国インドとも思ってしまうのですが、
なんとも思わずポンと変えてしまうのでは、
将来への金銭感覚や
今の給与感覚が豊かなのか少し悩みますね。
今後持続可能にしていくにはそもそも知識が必要な日本
「今後、より持続可能な製品を購入する意欲を高めるものは何ですか?」
「今後、より持続可能な製品を購入する意欲を高めるものは何ですか?」の問いには、
すべての国で「より低い価格」(59%)が1位となっており、
2位は米国、オーストラリア、インド、英国、メキシコ、カナダで
「製品の入手のしやすさの向上」(45%)だったのに対し、
日本は「製品のメリットについてのさらなる理解」(31%)が
次いで高い結果となっており、こちらも
日本人は「情報や製品知識」が重要である、という結果となっています。
悲しい結果ですが、
「価格」が一番に来ていることは普及率の一番の課題ですね。
(価格競争が正義でないというのもSDGsのテーマでもあります)
また、そもそもですがSDGsの観点から
日本ではもっともっと商品や知識の充実が課題になっており、
各国と一歩遅れが見えますね。
高いお金も出したくないのが日本…
「持続可能な製品のために、より高い金額を支払いますか?」
日本の「はい」の回答の割合すごいな!と思っていたんですが、
すごいのはインドでしたね…!
ただ、「いいえ」の割合的にはそこまで悪くはないのですが、
平均で比べたときには48%を大きく下回っています。
この平均も「世代・性別」での平均になるので
そこと比べるのも少し違う気がしますが、やはり
顕著なのはミレニアル世代やビーチが近いオーストラリアが
割合が高くなっています。
情報収集減はニュース
「気候変動に対処するための直接的な行動に目を向けることになった場合に、誰/何から最も影響を受けますか。上位2つの情報源を選択してください。」
ニュースや新聞記事から情報を得るというのが
圧倒的に多くなったのが日本です。
新聞記事やニュースが充実しており、
地方ローカルに根付いた番組があるのも特色かもしれませんね。
また、次点のドキュメンタリーはとても低く、
各国と比べても10%以上低いため、
フラットなニュースでは取り上げるが、
大きな調査・特集をしていないというのも
印象なのかもしれませんね。
また、インドなどでもはSNSで知る、という
発信源が出てきており、一方に依存しない
メディアの台頭が見えてきていますね。
いかがだったでしょうか?
「意識が高い」と揶揄されますが、
そもそも世界と比べてみるとまだまだ認知度が低く、
また消費者的にも商品情報が不足している、というのが調査の結果で明らかになりました。
ショップ様は今まで続けられている情報発信を粘り強く続け、
メディアに至ってはより一層、環境を意識した
情報を調べ発信していくことが課題なのかと思います。
引用元:https://about.americanexpress.com/all-news/news-details/2022/SDGs-7/default.aspx
https://ecnomikata.com/ecnews/34571/