景表法関連の問い合わせは前年度比23.6%増
JADMA、景表法関連の問い合わせは前年度比23.6%増
こんにちは!
本日は、公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が発表した
2021年度(2021年4月―2022年3月)に寄せられた
事業者相談件数と概要について紹介いたします。
そもそもJADMA(公益社団法人日本通信販売協会)とは?
特定商取引法の第30条に位置づけられた通信販売業界を代表する公益法人です(1983年設立)。
「楽しく便利な」通信販売を目指して、消費者の信頼を得るためと業界の健全な発展のために、
アフターケアの徹底、広告表現の適正化、消費者相談窓口での相談などを、消費者団体や、官公庁の消費者窓口などと協力して進めています。
の矢印は、ジャドマが消費者と会員のかけ橋となることをあらわしています。
※公式ページより引用
こちらのロゴのように
テレビ通販や、定期購入などの商品にもよくみれらるかと思います。
「消費者の信頼を得るための活動」の一環として、
消費者相談窓口を設けており、
通販に関しての意見を幅広く聞き、通販業界の是正も行っています。
景品表示法関連の相談が23.6%増
JADMAは事業者相談を受け付ける際、顧客対応に関するものと、
景品表示法に関するものとで窓口を分けている。
2021年度に寄せられた、「顧客対応」と「顧客対応以外」を合わせた相談件数は、前年比4.9%増の259件だった(=図1参照)。
このうち、「顧客対応」に関する相談数は78件を占めている。
景品表示法などに関する法律相談は、同23.6%増の257件となった。
相談方法は電話が多く、その割合は84.9%を占めた。
グラフからは昨年の数値がないので読み取ることが出来ませんが、
顧客対応と比べても「景品表示法」での相談が多くなっていますね。
今年の2月に発表された景品表示法の範囲がアフィリエイターや広告主にも
適用されることを受けての影響かもしれませんね。
顧客対応は「規定外返品・返金等」の相談が最多
ただ、顧客対応での相談の大半は「規定外返品・返金等」
定期購入では、顧客からの予期せぬ返金を求められ、どう対応すればいいのかわからない…
といったショップの相談が寄せられています。
【相談内容】
サプリメントを定期コースで利用していた顧客で、すでに3年前に直近の1カ月分の返品を受け、対応は終了しているにもかかわらず、改めて以前受け付けなかった1カ月分以外の返金・返品を、3年を経て顧客から求められている……
また、「顧客対応」に関する内容のうち、
2番目に多かった相談内容は「その他の難(不良)顧客対応」。
顧客による「訪問によるお詫びの強要」などの相談が寄せられたそうです。
モンスタークレーマーではないですが、
通販やネットで相手の顔を見ずに購入しているため、
直接的な謝罪を求められるんですね。。。
実際には、すべてに応じるわけではなく消費者自身にも過剰な責任転嫁や
謝らせることで自身を保っている社会の闇も潜んでいそうですね。
景表法は「有利誤認」に関する相談が過半数
景表法相談窓口に寄せられた相談件数は前年比49件増加の257件となった。
内訳は、有利誤認表示に関する相談が全体の54.1%を占める139件、
優良誤認表示に関する相談は17.1%を占める44件、
景品関係の相談が21.4%を占める55件となった。「有利誤認」に関する相談が過半数を占めるのは、
例年の傾向として続いているという。
残り19件は健康増進法、薬機法、食品表示法などの関連法規に関する相談だった。
これはショップ様もどういった表示であれば、
景品表示法違反でないのかを確認したいな…と思ったことが多いのではないでしょうか?
あくまで指標ですが、
過去の記事でもまとめていますので、こちらもご覧ください。


いかがだったでしょうか?
ショップとしてもなやましいところがたくさんありますね。
そんな中でもどのショップでも悩んでいることを知り、
連携を取っていくことも一つの手段かもしれませんね。