カートに入れて購入をやめたことある人は約8割以上! その理由は?

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カートに入れて購入をやめたことがある人は約8割以上! その理由は?

こんにちは!
本日は、LINE向けネットショップ作成サービスである「Atouch (アタッチ)
の提供を行うIRISデータラボ株式会社が調査した
「ECサイトに関する実態調査」について一部を紹介します!

調査概要
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:直近3か月以内にECサイトを利用したことのある、全国の20代~40代男女
3.有効回答数:600名(各性年代100名ずつ)
4.調査実施日:2022年5月10日(火)~5月11日(水)の2日間

カートに入れて購入をやめたことがあるは約87%

カートに入れて、購入をやめたことありませんか?
月末給料日になったら購入しようと思っていて、
待っていた時に気が変わり
いざ給料日になったら購入しなくなったこと、
私はあります。

実際に、「複数回した」が79.8%
「一度だけした」が7.2%
一度でも購入をためらった合計は87%
大方の人がカートに入れても購入をやめたことが
あります。

年齢別の内訳で見ると購入をやめた経験があるのは40代男性が88%

全体のアベレージで87%だったので、
年齢別で見てもほとんどが80%・70%が
購入をやめた経験が「複数回ある」と回答しています。

その中でも、
「複数回ある」の割合が最も高いのは40代男性
「複数回ある」「1度のみある」を足して一番多いのは合計92%にもなる20代女性です。

では、逆に比較的「複数回ある」「1度のみある」が低いのは30代男性
次点が20代男性となっています。

30代・20代男性ではある程度買うものが定まっており、
一度カートに入れたものを検討する時間は短いのかもしれませんね。

どうして購入をやめてしまったのか?

前問でECサイトにおいてカートに入れた後に商品購入をやめた経験があるとお答えの理由をお答えください。(自由回答)<n=522>

という質問では以下のように回答が上がりました。

◆会員登録・設定が面倒派
・商品選択後に会員登録が必要となり面倒。(40代男性・宮城県)
・会員登録が必要な有料サイトだったから。(20代男性・埼玉県)
・支払い設定をするのがめんどうだったから。(30代女性・北海道)
・メルアドが違うだのパスワードが違うだのちゃんと入力しているのに進まなくて面倒になった。(40代女性・福島県)

自社カートなどでは、
会員登録が必要になりますよね。
shopifyなどではAmazonの出品者権限を持っていれば、
会員登録を兼用できる方法があります。
そういったもので購入者に手間をかけない作りも
検討の一つですね。

 

◆カートに入れた後に商品吟味派
・とりあえずカートにキープしておいて、他に欲しい物が見つかったから。(30代女性・神奈川県)
レビューを最終確認した時、マイナス意見があったから。(40代女性・群馬県)
・お気に入りとしてカートに入れますが、Youtubeなどで商品情報を詳しく調べた結果、買わないことが多々あるから。(20代男性・東京都)

実際にしっかり商品のことを「カートに入れてから」調べるタイプですね。
私もこちらのパターンが多いです。
他に欲しいものがあったからに対する対策は難しいですが、
出来ればポジティブなレビューをフォローメールで促すなど
ショップが出来る工夫もありますね。
また、Youtubeなどの紹介もコメント欄などを購入者は読んでいることもあります。
もし自ショップの商品が紹介させている場合は、
マイナス面などが動画になっていた時にそっと謝罪とプラス面をアプローチするのも
一つの手かもしれません。

◆カートに入れた後に金額吟味派
・商品選択後に他のECサイトの方が安い事に気付き購入をやめた。(30代男性・群馬県)
・やっぱり家計のことを思うと無駄遣いだと思ったから。(20代男性・東京都)
・最後になって送料がかかることを知って取りやめることはある。(40代男性・石川県)
・ポイント利用の可否、クーポン利用の可否などが当初の思惑と異なっていた為。(40代男性・広島県)

金額に関しては、
送料やクーポンの表示が「思っていた価格と違う」というのが
大きな理由に上がっていますね。
出来るだけ、決済に行くまでに「送料」「クーポンの金額・利用条件」を
しっかり表示することが、
スッキリとしたお買い物体験につながります。

 

◆その他の意見
・決済手段が代引きや振込しか無かったから。(20代女性・広島県)
・ポイントサイトを経由するのを忘れた。(40代男性・広島県)
・ほしい商品の在庫がなく取り寄せとなり、ほしい時にすぐ届かなかったから。(20代女性・福島県)

その他の意見では、
覆しがたいものも並んでいますが、
いつでも買い物できるネットだから、
「困った時に届いてほしい」という要望が生まれがちです。
可能な限り発送日などの明記も
カートに至るまでにしっかりとしていたら防げたかもしれませんね。

ECサイトへの不満は男女ともに「送料」

最後に「ECサイト利用時の不満」としての調査もご紹介します。
全体でみると
「送料が高い」が42.5%
次点では「サイズ感・手触りなどがわからない」が32.0%となっています。

男女で比率は違えども下がり方は同じとなっています。
女性では「会員登録が面倒」が男性の割合を抜いて18.3%となっています。
男性では「情報が多すぎる」「欲しい商品がない」が女性を抜いているので、
ターゲットにしている相手に合わせて、
サイトの作りを見なおしてみるのも手ですね。


「カートに入れて購入をやめた経験」は
迷いがちな私だけかと思っていましたが、
約8割以上が経験していると驚きました。

検討中に商品購入をやめてしまうことはよくある話ですが、
その検討をもっと「検討しやすい」作りにすることは
ショップ様でもきっとできるはずです。

購入者にとって、
「わかりやすいショップ」を目指して、
こちらの調査を活用してみてはいかがでしょうか?

引用元:https://ecnomikata.com/ecnews/35069/
https://netkeizai.com/articles/detail/638

 

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