円安が越境ECの追い風に?
こんにちは!
本日は連日ニュースで聞く円安について、
越境ECの観点から見た時のポイントをお伝えします。
BEENOS株式会社は2022年上半期の越境ECの動向をまとめた
【BEENOS 2022年上半期 越境ECトピックス】を発表しました。
円安が加速する中でどういった変化があったのか見ていきましょう。
「Buyee」経由の購入金額が18.8%増加
円安が加速している今日、海外から日本の商品が買いやすい状態となっている為
円安は越境ECにとって追い風となっているとのことです。
BEENOSグループが運用する海外向け購入サポートサービス
「Buyee」経由の2022年9月期第2四半期の流通総額は
前年同期比26.7%増加で過去最高を継続更新。
特に台湾やアメリカからの流通が増加しているとのこと。
円安が急速に進んだ20223月11日以降、
Buyee経由の購入金額・購入UU、顧客単価は上昇しており、
具体的に、購入金額は+18.8%、購入UU(購入したユニークユーザー数)は+10.9%、
顧客単価は+1,102円増加しています。
10日異なるだけでここまで数字に変化が出ているという事は
円安がリアルタイムに越境ECに良い影響を与えているのではないかと
考えらます。
ブラジル、メキシコ、マカオが特に伸長
2022年3月の円安後に伸長した国/エリア別にみてみると、
1位はブラジル、2位はメキシコ、3位はマカオという結果に。
ブラジルは通貨であるレアルが
アメリカドルと比較しても対円上昇率が高いため、
2022年2月から5月で約20%上昇しおよそ2割引で日本発の商品が購入できる状態となっています。
年齢別では19歳以下の利用率が特に伸びており、
次いで25~29歳と若年層での利用の伸長率が高かったようです。
美術品、ブラン時計やフィギュアなどをのジャンルが伸長
5月の商品ジャンル別ランキングでは、
特に伸長したジャンルは美術品やブランド時計、
フィギュア/プラモデル、カメラ関連でした。
元々ファンの多い商品の購入率が伸びているため、
円安が影響して通常よりもお得に購入できることが追い風となり
これまで欲しくても購入を渋っていた商品の購買を後押しした結果となっています。
楽々通販2が対応しているShopifyでも越境ECを活用できるカートとなっています。
海外対応となると別途発送や取り扱いに関する費用がかかるかもしれませんが、
自社カートをお持ちの店舗で海外発送の可能な商品を取り扱うお店では、
海外向けに販売してみることを視野に入れてみてはいかがでしょうか?