EC/通販事業者の3割は「ESG投資/SDGsといった企業の社会的責任」を重要課題に!
EC/通販事業者の3割は「ESG投資/SDGsといった企業の社会的責任」を重要課題に!
こんにちは!
本日は株式会社エルテックスが調査した、
EC・通信販売事業関与者の実態調査、「通販事業全般の課題」
「EC/通販システム導入時の重視点」、「不正注文の対策」などを
集計・分析した調査結果の2022年版を紹介いたします!
コロナ対策は下位に、SDGsの責任が3割越えに
あなたの会社、事業所の通信販売事業(EC:エレクトロニック・コマースを含む)について、ビジネス上重要と思われるものをいくつでもお選びください。(複数回答)
当該項目の調査は調査開始の2013年から定点観測しており、
「売り上げの拡大」「新規顧客の獲得」といったトップ2ボックスの項目を含め、順番は変わっていません。
2020年からは新型コロナウィルス、本年はESG/SDGsに関する設問を追加。
「新型コロナウィルスなどの感染症対策」の項目は年々スコアを下げ、本年では2021年比で▲6.0ポイント減少しました。
本年、新項目として追加した設問「ESG/SDGsなど企業の社会的責任」は、
32.7%選択され、回答者の1/3がビジネス上の重要課題としていることがわかりました。
年数が増えるにつれ、注目されている課題は転々と変わっていきます。
4年間の推移でみると売り上げ課題などは残っていますが、
社員の安全性など大きな視野で見た、売り手も買い手も
継続性を意識したことでSDGsが着目されているのがわかります。
また、コロナの感染症状やコロナというものが
だんだんと理解されるにつれ、対策などは少しずつ減少傾向のようです。
ESG投資やSDGsを重要なビジネス課題としなかった理由は「通販やECビジネスには関係ない」「効果がわからない」がトップ2。
あなたが「ESG投資やSDGsといった環境や社会に対する企業の社会的責任」を選ばなかった理由であてはまるものをいくつでもお選びください。(複数回答)
こちらのグラフでは売り上げ数をもとにデータ化されています。
調査対象とした通販事業関連従事者の約7割は、ESG/SDGsに関して重要事項と選択はしていません。
そうした、選択しなかった回答者に対して理由を聞いてみたところ、
「通販やECビジネスには関係ない」「効果がわからない」が全体のトップ2ボックスとなりました。
この設問を年商別で集計すると、年商100億円以上の企業で「対応方法がわからない(38.5%)」となり、
年商別トップの数値となりました。
年商10~100億円の企業では「通販やECビジネスには関係ない(38.3%)」と、僅差の回答数値でした。
注目はされているが「効果がわからない」と感じているところや
「通販やECには関係ない」と感じている企業があることに驚きました。
大きな物流など関わるものが増えれば増えるほど、
意識しないといけないことになってくるかと思いましたが、
そこにも相違があるようです。
98%が何らかの不正注文対策を実施
あなたの会社で実施している不正注文の対策をいくつでもお選びください。(複数回答)
セキュリティとして実施しているものは「不正検知システム」が最多になりました。
ただ、最多でも42%となっており、ほかにも分散しています。
ただ、対策していないは1.7%となっているので、
対策はマストの結果となりました。
100億円以上の事業者では「ソフトやサービスの機能の充実度(57.1%)」がトップ。
「通販の販売管理システム、ECシステム(パッケージ、クラウド、ASPなど)」の導入を決定した際に重視した項目をいくつでもお選びください。(複数回答)
ECシステムの導入時の重視点では、「導入や運用のコスト(56.7%)」が全体トップとなっていますが、
年商別では100億円以上の事業者で「ソフトやサービスの機能の充実度(57.1%)」がトップとなり、
売上の多い事業者では高機能なソフトや関連サービスが求められている様子がうかがえます。
年商100億円以上の企業で「スタッフの技術力(34.3%)」が重視点として選択されているのも、
技術的にも高度な対応が必要、という理由からなのでしょう。
このアンケ―ト少し驚きでした。
年商100億のお店であったとしても
マンパワーにゆだねられているというのは意外です。。。
ある特定のスタッフの力だけで売り上げを上げるのではなく、
定例的に売り上げを上げるような仕組みづくりのためにも
システムが存在するのではないかな?と思います
いかがだったでしょうか?
自分のショップは○億円以上の売り上げではないな、とは
切り分けずにどのようにショップが考えているのかを
少し考慮してみてもいいのかもしれません。